コンピュータを扱っていると頻繁に目にする
.bashrc
.bash_profile
とは、一体なんでしょうか?
なんとなく聞いたことがあるが、
うまく説明できないという人も多いのではないでしょうか?
これらは、コンピュータを扱う上で非常に重要なものです。
この記事を読んで、一歩進んだ知識を身につけましょう!
Contents
.bashrc .bash_profileとは?編集、反映、おすすめの書き方は?pathはどこ?違いは?いつ読み込まれる?使い分けは?
.bashrcと.bash_profileとは、bashの設定を書き込むためのファイル
.bashrcと.bash_profileは、bashの設定を書き込むためのファイルです。
bashとは何か?、については、以前解説しました↓
意外とあいまいになりがちだと思うので、ぜひご覧になってみてください。
さて、bashの設定を毎回手で入力するのは面倒ですよね?
例えば、これから先何回も使うような新しい変数を設定したい場合。
毎回それを手で打ち込んでいたのでは、らちがあきません。
そこで、欲しい設定を全て一箇所にまとめて書いておけば、そのファイルを実行するだけで欲しい環境が整うわけです。
.bashrcや.bash_profileは、欲しい設定を全て書いておくためのファイルです。
.bashrcと.bash_profileはどこにある?
.bashrcと.bash_profileは、ホームディレクトリ直下にあります。
では、それぞれの中身をみてみましょう。
cat ~/.bash_profile
違いは?いつ読み込まれる?使い分けは?
さて、.bashrcと.bash_profileがbashの設定ファイルだとわかりました。
では、これらの違いはなんでしょうか?
実は、これらの違いは「いつ読み込まれるか」なのです。
.bashrcはログインするときに一度だけ読み込まれます。
一方で、.bash_profileはbash起動時に毎回読み込まれます。
このような違いに注意すると、
.bashrcと.bash_profileには微妙な使い分けが必要になります。
大雑把に言えば、export文は.bash_profileに書くべき、ということです。
export文は環境変数を設定する文です。
.bash_profileに一度書いておけば、その環境変数がずっと使えます。
なので、bashを起動するたびに毎回読み込まれる.bashrcに書く必要はないのです。
以上が、.bashrcと.bash_profileの違い、使い分けです。
.bash_profileから.bashrcを読み込む
.bash_profileが実行された際、
.bashrcも同時に読み込まれるように設定されていることがあります。
確認するためには、以下のコマンドをうってみてください。
. ~/.bashrc
fi
シェルスクリプトに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
.bashrcを変更しても、すぐに適用されない
.bashrcを変更することで、毎回同じことを入力しなくてもbashの環境設定がされるので非常に便利です。
しかし、.bashrcはさきほども述べたようにbash起動時に読み込まれるものです。
したがって、たとえばemacs ~/.bashrcなどとして.bashrcを変更したとしても、すぐにその変更が反映されるわけではありません。
すぐに変更を反映させるには、terminal上でbashと入力するか、terminalを再起動させるなどが必要になります。
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