オーストラリアの森林火災が話題になってから久しいですね。
多くの犠牲が出た、非常に凄惨な火災でした。
当ブログでも、以下の記事で紹介しました。
概要を知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
また、その後の動向についても一度取り上げました。
現地では環境問題への関心と政府への反発が合流し、市民によるデモが行われました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
最近では新型コロナウイルスの話題に埋もれてしまっている感がありますね。
果たして現状はどうなのでしょうか?
最新の海外ニュースを翻訳してご紹介いたします。
Contents
【分かりやすく】オーストラリアの森林火災の現在は?鎮火した?原因はなぜ?地球温暖化の影響?【最新の海外ニュースを翻訳】
オーストラリアの森林火災、概ね鎮火した
結論から言うと、オーストラリアの森林火災は概ね鎮火したようです。
以下、海外メディアからの引用です。
()内は私のざっくりした翻訳です。
When firefighters announced this week that all blazes in the hard-hit state of New South Wales were under control for the first time since September, the relief was palpable.
(今週、消防士たちは炎上の最も深刻だったニューサウスウェールズをコントロールできるようになったと発表した。これは火災の始まった九月以来はじめてのことで、人々を安心させたのは明らかだ。)
In other regions, a few fires are still being contained, but most Australians can finally abandon the grim rituals of the last half-year — morning checks of smog monitors and “Fires Near Me” apps, deciding whether the kids can play outside, whether to flee or defend their homes.
(他の地域では、まだ火災のある地域もあるが、多くのオーストラリアの人たちはこの半年続いた不愉快な儀式をようやく終えることができる。その儀式とは、朝起きて、火災の煙や「近隣の火災情報」のアプリをチェックし、子供たちが外で遊んでも大丈夫か、家から出してもいいのか、それとも家の中で守らなければならないのかを判断するというものだ。)
このように、最も被害の深刻だったエリアで火災が制御できる状態になったようです。
昨年9月から約半年間、本当に長い闘いだったと思います。
現地の消防士さんたちには頭が上がりませんね。
また、現地で生活している国民への影響もあったようですね。
特に、子供たちが元気に外で遊び回れるようになったのは本当に嬉しいことだと思います。
お母さんたちも、毎朝火災情報をチェックするのは大変だったでしょう。
子供たちを何日も家に閉じ込めておかなければならない苦しさは、本当に辛かったと思います。
どこか現在の日本の、新型コロナウイルスによる鬱屈とした現状に通じるものがある気がしますね。
(ちなみに、新型コロナウイルスに関する記事はこちらからご覧いただけます。)
(ただし、こちらは英語で書いた記事になっています。)
最も被害の深刻だったニューサウスウェールズの火災が鎮火
海外メディアによれば、上述のニューサウスウェールズの火災は完全に鎮火したようです。
先ほどのニュースでは「under control(制御できる)」という表現でした。
こちらのメディアでは、ニューサウスウェールズに関して「All Bushfires Extinguished(全ての森林火災が鎮火した)」と言う表現を使っています。
現地の消防士たちの、長期にわたる必死の消化活動がついに実を結んだ形ですね。
では、一体何が鎮火のきっかけだったのでしょうか?
実は、消防士だけではなく、他にも理由があります。
鎮火のきっかけは大雨だった
オーストラリアの森林火災、長く続きましたがいよいよ終わりが見えてきました。
では、一体どんな理由で鎮火したのでしょうか?
この理由を探ることは、今後同じような被害が起きた時のために非常に重要になってきますね。
結論から言うと、鎮火のきっかけは大雨でした。
まず、こちらのツイートを引用します。
How wet in #Sydney? Preliminary information indicates that over the past 4 days 391.6 mm of #rain fell – the wettest since 414.2mm fell from 2-5 Feb in 1990.
Other recent notable events were 452.8 mm from 5-8 August 1986 and 421.8 mm from 6-9 Nov 1984.#sydneystorm pic.twitter.com/KQJWzjw10p— Bureau of Meteorology, New South Wales (@BOM_NSW) February 9, 2020
これはオーストラリア気象局(BOM)によるツイートです。
これを私がざっくり翻訳したのがこちら。
つまり、シドニーではとんでもない量の雨が降ったと言うことですね。
豪雨によって森林火災が鎮火する……。
これ自体は非常に喜ばしいことだと思います。
しかし、果たして、その豪雨はまともな気象なのでしょうか。
環境問題と関連づけて語られることの多かった森林火災が、異常気象によって終息したとすると……。
なんとも言えませんね。
環境問題と森林火災の関係
上述のような、環境問題と森林火災の関係も盛んに指摘されてきました。
実際、以下の記事で取り上げたようなデモ活動も起きています。
スウェーデンの環境活動家、15才の少女であるグレタさんが若者の環境意識に火をつけ、世界的な動きが加速しています。
では、果たして本当に環境問題との関連はあるのでしょうか?
今回のオーストラリア森林火災に関して言えば、科学的な研究論文はこれまで発表されてきませんでした。
しかし、この3月に新しい研究成果が発表され話題になりました(こちらの海外メディアが伝えています)。
この研究については、近日公開予定の記事でわかりやすく解説するのでぜひチェックしてみてください。
いま読むべき記事
今年のはじめに話題になった「第三次世界大戦」っていったいなんだったんでしょうか?
詳しくはここをチェックしてみてください。
パリの美術館が10万作品を無料で公開して話題になりました。
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そこで、画像を使って非常に丁寧にダウンロード方法をまとめました。
「わかりやすい」との反響もたくさんいただいたので、ぜひチェックしてみてください。
武蔵美は五美大展にも出展していましたね。
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外国語を勉強するコツや、
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