高校化学の用語「シス」「トランス」の語源は?トランス脂肪酸、トランスジェンダーなどの意味は?

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「シスとかトランスってどういう意味?」
「化学で出てきたシスとかトランスが理解できない」
「トランス脂肪酸って何?」
「トランスジェンダーって何?」

こういった疑問にお答えします。

語源を知れば、未知の単語の意味が推測できるようになります。

シスとトランスの意味をサクッと学んでいきましょう!

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シスは「こちら側」、トランスは「向こう側」

「シス」はラテン語cisが由来で、「こちら側の」という意味の接頭辞

「シス」はラテン語のcisを由来とした接頭辞です。

接頭辞とは、言葉の頭につく部品で、特定の意味を付与する物です。

「シス+〇〇」という単語には、「シスな〇〇」という意味が出てきます。

シスは「こちら側の、より近い側に、〜以来」といった意味があります。

したがって、「シス+〇〇」という単語には、「こちら側の〇〇」という意味が出てきます。

 

シスには「ローマに近い側の」という意味もあります。

「全ての道はローマに通ず」という言葉があるように、ローマはとんでもない権力を持っていた時代がありました。

その時代に生まれた表現なのかも知れませんね。

「トランス」はラテン語transが由来で、「向こう側の」という意味の接頭辞

「トランス」はラテン語transを由来とした接頭辞です。

これもシスと同様で、「トランス+〇〇」という単語には、「トランスな〇〇」という意味が出てきます。

トランスは「向こう側の、横切って」といった意味があります。

したがって、「トランス+〇〇」は、「向こう側の〇〇」という意味です。

 

トランスを語源とした英単語は(シスに比べて)多いです。

例えば、transfer(トランスファー)は「向こう側へ運ぶこと」、つまり「輸送」を意味する英単語です。

また、transform(トランスフォーム)は「向こう側へform(形)を変えること」、つまり「変換」を意味する英単語です。

高校の有機化学で出てくる「シス」と「トランス」

理系で大学受験を経験された方なら、「シス」とか「トランス」という言葉を化学の授業で聞いたことがあるでしょう。

これは、ある化学物質がどういう構造になっているのかを表すラベルの役割をする用語です。

(ここから少し専門的な話をするので、興味のない方は読み飛ばしていただいて構いません。)

炭素と炭素の間に二重結合があると、この結合は容易には回転できません。

つまり、幾何的な配置が固定されます。

ここで、炭素と結合している他の元素、例えば水素について考えてみましょう。

炭素二重結合があり、各炭素にそれぞれ水素が結合しているとき、例えば以下のような配置が考えられますね。

このとき、二つの水素は「同じ側」にいます。

つまり、一つの水素から見てもう一つの水素は「こちら側」にいます。

よって、これは「シス」ですね。

 

では、「トランス」の配置はどうなるでしょうか?

トランスでは、水素が「逆側」いますね。

つまり、一つの水素から見てもう一つの水素は「向こう側」にいます。

これが「トランス」です。

トランス脂肪酸とは

上で見たシスとトランスが理解できると、「トランス脂肪酸」の意味がわかります。

「トランス脂肪酸」については、たまにニュースでも耳にしたことがあると思います。

人体に有害だとして警鐘を鳴らす人も多いですね。

 

不飽和脂肪酸(要するに脂ですね)には、上で見たような「シス」と「トランス」の二種類が存在します。

自然界に存在するほとんどは「シス」です。

人間は自然界に存在する食品を食べて進化してきました。

したがって、我々の消化システムは「シス」を分解・吸収するように進化しているはずです。

このため、「トランス」の不飽和脂肪酸が人体に有害な可能性があるのです。

トランス脂肪酸の取りすぎには注意した方がいいかも知れませんね。

補足:トランス脂肪酸は、上で見たような、炭素二重結合が一つだけのシンプルな構造ではありません。もっと色々とくっついて、ぐちゃぐちゃしてます。少なくとも一つトランスの二重結合があれば、それはトランス脂肪酸と呼ばれます。

トランスジェンダーとは

LGBTという言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。

これは

  • L(レズ)
  • G(ゲイ)
  • B(バイ)
  • T(トランスジェンダー)

の略です。

いわゆる性的マイノリティーに対する差別の問題を語るときに頻出する用語ですね。

SNSの発達に伴い、最近はLGBTに対する理解がだんだんと深まってきたように思います。

そんなLGBTのTに相当する「トランスジェンダー」。

これは一体どういう意味でしょうか?

 

「トランス」の意味を知っている私たちなら、考えて推測できるはずです。

未知のものに対して、自分の知恵を絞って適切な推論を出す。

これも教養の重要な使い道です。

先に述べたように、「トランス+〇〇」は、「向こう側の〇〇」という意味です。

今の場合、「〇〇」には「ジェンダー」が当てはまりますね。

「ジェンダー」とは社会的な性のことです。

生まれた時に診断された性(これをSex、セックスと言います)と区別して使われます。

したがって、トランスジェンダーは「向こう側の性」という意味です。

つまり、生まれた時に診断された性からみて向こう側の(異なる)性を自認している人を指します。

(そもそも性を男と女に二分することも問題なので、この辺の繊細な言葉の定義は人によって多少違います)

 

ちなみに、ここまでお読みいただいた皆さんなら

「シスジェンダー」という言葉があってもおかしくないな

と思われるかも知れませんね。

はい、実際にあります。

生まれた時に診断された性と、自認している性が一致している人を指す言葉です。

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