私は留学経験のない純粋な日本人です。
決して、英語の勉強に有利な環境とは言えないでしょう。
そこで最も合理的な戦略を考え、実行し、2週間でTOEFL100点を取りました。
- 2月22日(1日目) TOEFL対策開始
- 2月29日(7日目) TOEFL初受験→82点
- 3月7日 (14日目) TOEFL2回目の受験→100点
私が実際に行った勉強法は以下のサイトでまとめています。
ぜひご覧ください。
さて、TOEFLは2019年8月から新形式に移行しました。
ところが、インターネット上には古い形式についての記事が溢れています。
そこで今回は、私が2020年にTOEFL新形式を初受験した際の感想や、時間配分についてご紹介します。
Contents
【100点獲得者が語る】TOEFL iBT新形式スピーキングやリーディングのコツ!受験した感想やおすすめの時間配分【2021】
新形式は何が変わったの?
まずは、新形式での変更点を確認してみましょう。
旧形式の問題で演習する際は、新形式の問題とどこが違うかを意識しましょう。
そうすることで、本番で実力がより発揮できるはずです。
旧形式と新形式の変更点を私がまとめたのが下の図です。
上から順に、R(リーディング)、L(リスニング)、S(スピーキング)の変更点です。
ライティングは変更点無しです。
リーディングは1つの文章あたりの設問数が減りました。
リスニングは講義の問題数が減りました。
スピーキングは問1と問5が廃止されました。
繰り返しになりますが、ライティングは変更点無しです。
問題数が確定していないのは、ダミー問題の場所によって問題数が変わるせいです。
ダミー問題とは、スコアに影響しない問題のことです。
(試験を作成しているETSが、試験のクオリティをチェックするために導入しているらしいです。)
問題数が減ったことで、試験時間も短くなりました。
旧形式よりも圧倒的に負担が減ったはずです。
ラッキーですね!
リーディングの感想と時間配分
リーディングの一番の難しさは、時間配分だと思います。
重厚な英文を圧倒的な速度で読むことが要請されるTOEFL、本当に鬼畜ですよね。
私も非常に苦労しました。
お恥ずかしいですが、私の経験談をお話しします。
私はTOEFLを2回受験しました。
1回目の受験では、リーディングにダミー問題が含まれていました。
したがって、4つの文章を読む必要がありました。
私が1回目に受けた時、1つ目、2つ目の文章は私の得意な分野(科学系)でした。
「よし、ここで確実に点を取ろう」
そう思った私は、じっくり確実に正解を絞り出していきました。
ある程度正解がわかっていても、その他の選択肢が間違いであることを再度確認し、何度も文章を読み返しました。
おそらく、1つ目と2つ目の文章に関しては、満点に近い点数がとれたと思います。
そして3つ目の文章に移った時、信じられないものを目にしました。
残り時間が25分ほどしかなかったのです。
「絶対に間に合わない……!!」
サァーーっと血の気が引いていく感覚、今でも忘れられません。
しかも3つ目の文章が私の苦手な分野(歴史系)だったため、大変苦戦しました。
結局3つ目と4つ目の文章は焦ってまともに解くことができませんでした。
結果として、初受験のリーディングは23点でした。
2回目の受験では、リーディングにはダミー問題がありませんでした。
1回目の受験の反省を活かして、とにかく時間配分に気を付けました。
1つの文章にかけていい時間を決め、それを超えないようにしました。
新形式のリーディングでは、1つの文章を平均18分で終える必要があります。
正解がわかったら、他の選択肢をじっくり吟味するのではなく、さっさと次の問題へ進みました。
これでなんとか2分ほど余らせて試験を終わらせることができました。
2回目の受験結果は、リーディング27点でした!
時間配分がうまくいったのが大きかったと思います。
また、以下の記事で解説した勉強法のおかげだと思います。
ということで、リーディングのポイントをまとめると以下のようになります。
リスニングの感想と時間配分
リスニングは、集中力との勝負です。
私が受験した時、失敗したことが1つあります。
リスニングを解いている時、周りの受験者がスピーキングをはじめてしまったのです。
とてもうるさく、集中できませんでした。
そこで、2回目の受験では早めに会場に入ってこれを回避しました。
みなさんも、できるだけ早めに会場に入ることをオススメします。
会場に入るデメリットとして、「リーディングに集中できない」というものがあります。
しかし、これはあるアイテムで完璧に解決できます。
それがこちら。
そう、TOEFLでは耳栓の持ち込みが許可されているのです!
みなさん、絶対に耳栓を持ち込むことをオススメします。
上で紹介したイヤホンは海外製で、遮音性が高かったです。
また、色々なサイズが入っているのも素晴らしいです。
私は、全て自分の耳で試してベストフィットな耳栓を持って行きました。
当日は、耳栓の上からさらにヘッドホンをしてほぼ完全な静寂を手に入れました。
お試しあれ。
普段過去問を演習しているときはイヤホンを使っていたのですが、試験会場ではヘッドホンでした。
ヘッドホンの音量をできるだけ大きめにしたのですが、聞きやすくなって良かったと思います。
音質もよかったですし、家で問題を聞いている時よりも問題の理解度が高かった気がします。
皆さんは、過去問演習の際もヘッドホンの使用をオススメします。
これみたいな、ちょっと大きめでマイクがついているものが好ましいです。
また、「リスニングは時間配分を意識する必要無し」という意見をたまに目にしますが、私は時間配分に失敗しました。
あーでもない、こーでもない。
そんなことを考えているうちに、回答の残り時間が少なくなり過ぎてしまいました。
1つの問題につき、考えられる時間は30秒だと思っておくことをオススメします。
ということで、リスニングのポイントをまとめると以下のようになります。
スピーキングの感想と時間配分
スピーキングは、試験時間が非常に短いです。
旧形式(20分)から問題が減り、新形式では17分で試験が終わります。
たった17分で、全体スコアの4分の1が決まってしまうんですよ!?
ここが、スピーキングセクションの難しさです。
つまり、たった17分の間に自分の実力を発揮する必要があるというのが難しさです。
想像してみてください。
朝早起きして、緊張しながら電車に乗って会場へいき、
受付で待たされたり写真を撮られたりし、
リーディングとリスニングでヘトヘトになります。
そこで10分間の休憩が入ります。
そして、その際には日本語でスタッフの方とやりとりをします。
その後、「はい、じゃあ英語でしゃべってください!この主張に関するあなたの意見は?!」
なんて聞かれて、ベストな実力を発揮するのは相当難しいです。
しかも、他の受験者に囲まれている中、パソコンに向かって独り言を言うんですよ?
冷静に考えて頭がおかしいです笑
そう、TOEFLのスピーキングは
「とっさに英語モードに切り替えられるか?」
「どれだけ羞恥心を捨てられるか?」
の2つで決まります。
私も、1回目の受験では本当に失敗しました。
ブログタイトル(「暇で貧乏でインキャな日本人の挑戦!」)にもある通り、私は紛れもないインキャです。
静寂の中、他の受験者に囲まれて虚空に語りかける勇気は一切ありません。
インキャ特有の「あっ…あー…(頭が真っ白になり不気味ににやける)」みたいなゴミ回答をしました。
後半になるにつれ、だんだん慣れてきて多少喋れるようになりました。
それでも、結果は18点でした。
安心してください。
解決法があります。
まずは、試験会場に早めに行きましょう。
他の受験者に合わせてスピーキングをすれば、群衆に紛れて落ち着くことができます。
それから、これが最も重要なのですが……
休憩時間の10分間にトイレに籠りましょう。
そして、トイレの中で英語を実際に発話し続けましょう。
特に、第1問に出そうな問題を想像して、とにかく大きな声で喋り続けましょう。
これは相当頭がおかしい行為ですが、TOEFLスピーキングも同様に頭がおかしいのです。
休憩の時間に頭をバグらせます。
私はこの方法で、スピーキングの点数を21点まで引き上げました。
ということで、スピーキングのポイントをまとめると以下のようになります。
ライティングの感想と時間配分
ライティングの問1では、テンプレートの暗記が本当に重要です。
私はテンプレートを完璧に暗記して行きました。
そして、回答時間が始まると同時にテンプレートだけを先に入力しました。
テプテートの段階では、「The reading and the lecture are both about @.」などと入力します。
そして、全て入力し終わってから、@を置き換えていくのです。
こうすることで、心理的には非常に楽になりました。
ライティングの試験が一番楽だったかもしれません。
なんだかんだ言っても回答時間はたっぷりあるし、タイピング速度が遅くなければそれなりの量がかける試験です。
量をたくさん書けば、それなりの点数は出ます。
一方、問2はテンプレートを使いませんでした。
全てその場のノリで書きました。
それよりも、しっかりとした合理的な理由を考えることの方が圧倒的に重要です。
自分の主張をサポートする根拠を考えるのにたっぷり時間を使いました。
時間配分としては、
問1はテンプレートの入力が4分、本文の執筆に14分、見直しに2分
問2はアイデアを考えるのに5分、本文の執筆に21分、見直しに4分
としました。
見直しでは、主に単語のミスタイプや文法の間違いを探しました。
自分で読み直してみて、つっかえるところがあれば書き直しました。
それから、細かい点なんですが、ライティングでも耳栓をしてその上からヘッドホンをつけることをオススメします。
自分より早く帰宅する受験者たちの足音とかに、集中をちょっとだけ妨げられました。
ということで、ライティングのポイントをまとめると以下のようになります。
TOEFLの合理的な勉強法を知りたい人へ
TOEFLの合理的な勉強法については、下のページを参考にしてください。
私が2週間でTOEFL100点をとった方法について、このブログで徹底的に解説しています。
TOEFL対策に役立つ記事リスト
TOEFL100点を取った勉強法はこちら
TOEFL新形式を受験した際の感想はこちら
TOEFLで最も重要な単語力を高める方法はこちら
TOEFLライティングの対策法と参考書はこちら
TOEFLライティング27点取ったテンプレートはこちら
昔に私が書いたTOEFLライティングの解答例はこちら
いま読むべき記事
TOEFLでは、歴史や美術、あるいは科学などの知識が非常に役立ちます。
例え英語が分からなくても、知っている教養によって答えを絞ることができるのです。
私はいわゆる教養と呼ばれているような情報を、このブログで発信してきました。
そのおかげで、TOEFLでは問題文を読まなくても回答がわかるような設問に出会ったこともあります。
皆さんも、ぜひこのブログを読んで教養を高めてみてください。
きっとTOEFLに役立ちますよ。
今年のはじめに話題になった「第三次世界大戦」っていったいなんだったんでしょうか?
詳しくはここをチェックしてみてください。
パリの美術館が10万作品を無料で公開して話題になりました。
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